快眠1 働き者の脳を休ませるために質のよい睡眠をとりましょう

からだの司令塔である脳をしっかりと休息。
老化防止や免疫力アップもぐっすり睡眠から

睡眠をコントロールするのは、メラトニンというホルモンです。夜暗くなると、メラトニンが分泌されて眠くなり、朝明るくなるにつれてメラトニンの分泌が減って目が覚めるのです。メラトニンは抗酸化作用(2話参照)にもすぐれ、老化防止のホルモンでもあります。

メラトニンと同様、成長ホルモンも深夜に分泌量が増えます。このホルモンは、成長期には発育を促し、成人に対しては代謝を調節したり、免疫力を高めたりするなどさまざまな働きをします。

私たちのからだは、昼は活動に、夜は休息に適した状態を保ちます。体温も昼は高く、夜は低くなります。つまり、夜、メラトニンが分泌され、体温が下がりはじめる時に寝れば、よい睡眠をとることができるということです。